24. 受胎時、妊娠中、授乳中にPrEPを服用しても安全なの?

受胎時、妊娠中、授乳中のPrEPの安全性に関する研究データは十分ではありませんが、一般的に安心だと考えられています。これから妊娠したいと希望している人、現在妊娠している人、また現在授乳中の人において、PrEPは服用可能とイギリス国内および国際的なガイドラインは述べています。
これまでに実施された研究では、PrEPの服用中に妊娠した人々に何ら問題は認められませんでした。PrEPの成分はごくわずかな量しか母乳に含まれず、授乳中であってもデイリーPrEPを安全に服用できます。
HIV陽性者のパートナーがいるHIV陰性者の方の中には、妊娠を試みる際のPrEPの服用に興味のある方がいるかもしれません。この場合、感染リスクの正確な理解が重要です。ウイルス量が検出限界以下の人からは、HIVは感染しません。とはいえ、妊娠を試みる際、より安心感を得るためにPrEPの服用を選択することもあるでしょう。あるいは、陽性パートナーのウイルス量が検出限界以下に減少していないために、PrEPの服用を決心するかもしれません。
また、妊娠中にHIVの感染リスクが高まった場合、赤ちゃんへの感染リスクも同様に高まります。 妊娠中は、PrEPを含む効果的なHIV感染予防へのアクセスが重要です。