どこからPrEPを購入(個人輸入)したらいい?

2021年2月現在、日本ではPrEPに使用する抗HIV薬(TDF/FTCまたはTAF/FTC)の先発品を感染予防目的で入手する場合、非常に高額となります。そのため、クリニックでジェネリックのPrEP薬を処方してもらうか、オンラインショップからジェネリック医薬品を個人輸入している方が多いのが現状です。品質の保障されたジェネリック医薬品を購入するにはどうすればよいでしょうか?

ロンドンを拠点に活動しているPrEPの普及啓発団体PrEPsterが、2018年の夏に主要なオンラインショップ6社から、PrEPのジェネリック医薬品を覆面購入し、インペリアル・カレッジ・ロンドンの実験室で品質検査をした結果、偽薬は見つかりませんでした(詳細はこちら)。調査対象になった6社のうち、日本への発送対応を行っているショップから購入すると、安全なジェネリック医薬品が入手できるでしょう。

ジェネリックのPrEP名とメーカー名は?

Truvada(日本製品名:ツルバダ TDF/FTC)

    • Tavin EM (Emcure)
    • Tenof EM (Hetero)
    • Ricovir EM (Mylan)
    • Tenvir EM (Cipla)

Descovy(日本製品名:デシコビ TAF/FTC)

    • Taficita (Mylan)
    • Tafero EM (Hetero)

*Descovy(日本製品名:デシコビ TAF/FTC)については、こちらをご参照ください

どのオンラインショップが、品質検査の対象になったの?

PrEPsterが品質検査を行ったオンラインショップは6社ですが、そのうち4社が日本への発送対応を行っています。同じメーカーのジェネリック医薬品でもショップによって価格が異なりますので、送料や支払い方法も含め、購入の検討をしてください。

PrEPを個人輸入するのは違法?

個人で使用する場合において、1ヶ月分以内の輸入が認められています。PrEPのジェネリック医薬品を個人輸入する場合は、1ボトル(30錠)までになります。
詳しくはこちらを参照ください。

個人輸入したPrEPを服用している場合、どこの病院でサポートを受けられるの?

東京近郊にお住まいの場合、国立国際医療研究センターのSH外来パーソナルヘルスクリニックKARADA内科クリニック石神井公園駅前えんじゅ内科クリニック千葉大学病院感染症内科セクシャルヘルス外来 サポートを受けることが可能です。

PrEPの服用方法は?