医療者向けPrEPオンライン学習会

HIV/AIDSの最新情報-ハイリスク層を診察するにあたって

【日時】
2020年10月25日日曜日 14時~16時
YouTubeでのライブ配信(申込者にURLをお知らせします)

司会:吉田絵理子 川崎協同病院総合診療科 内科医/家庭医、にじいろドクターズ
講師:水島大輔 国立国際医療研究センター病院 エイズ治療・研究開発センター Sexual Health外来
講師:塩尻大輔 パーソナルヘルスクリニック 院長
講師:高野操 国立国際医療研究センター病院 エイズ治療・研究開発センター 臨床研究コーディネーター
講師:生島嗣 認定NPO法人ぷれいす東京 代表

【参加費】
無料(活動資金のための寄付歓迎)

【参加対象者】
医療従事者(医師、看護師、保健師、薬剤師など)

【申し込み】
https://forms.gle/uuzBjKyzg1c1MftH6
*要事前申込

PrEP_medical_professions

PrEP (Pre-Exposure Prophylaxis: 暴露前予防内服)とは?
性交渉する前から抗HIV薬を内服し、HIV感染のリスクを減らすための方法です。決められた通りに内服を行えば、性行為によるHIV感染は99%予防できると報告されています。HIV非感染者で感染のリスクが高い人に対し、CDCやUSPSTFではPrEPの内服を推奨しています。PrEPは2020年現在すでに多くの国で承認され、HIV感染のリスクが高い人には無料あるいは安価に提供されています。

しかし日本国内では臨床試験が進行している段階で、内服を希望する人は自由診療扱いとなり、国内で入手するには非常に高額であり現実的ではありません。安価な方法としてジェネリック医薬品の個人輸入を行うことができますが情報はごく限られており、定期的に必要な検査へのアクセスも非常に限られており、十分な予防医療が届けられていない状況です。

私たちカラフル@はーとは、日本国内でPrEPの服用を希望する人たちへ向けた情報発信を行って参りましたが、今回の学習会は医療者を対象に開催します。このオンライン学習会では、家庭医の吉田絵理子先生を司会に迎え、PrEPに詳しい4名の先生方を講師にお招きし、基礎知識のない方にもわかりやすく解説していただく予定です。ハイリスク層の患者さんを丁寧にサポートする方法や、必須の検査項目などについてもご説明いただきます。

PrEPのことを知りたい方やハイリスク層の患者さんを診察・サポートする機会のあるみなさま、ぜひこの機会にご参加ください。

プログラム

    • HIV/AIDSの現状
    • PrEPについての基礎知識、PrEP処方の実際
    • SH外来で実施中の研究報告
    • ハイリスク層をサポートするにあたって知っておくべきこと
    • PrEP服用者への質問
    • アンケート調査について
    • Q&A

主催:カラフル@はーと 広報協力:にじいろドクターズ

【取材記事紹介】PrEPを個人輸入することについて

HIVの予防薬PrEPを個人輸入して使用することについて、朝日新聞の出河雅彦記者から取材を受け、2020年7月15日に紙面とオンラインに記事が掲載されました。

増える未承認薬の個人輸入、不良品で健康被害の恐れも

2020年3月にお会いし、その後メールや電話で断続的にやり取りし、とても丁寧に取材してくださりました。掲載された記事も未承認薬の個人輸入について、注意点を喚起しつつ、予防薬としてツルバダ(TDF/FTC)が薬事承認されていないことや価格が高すぎる問題点も指摘し、フェアな内容です。ぜひお読みください。

Online lecture session PrEP 101 FAQs for considering PrEP use

Prevention Matters.
Be PrEP-ared.
Information Session in English

PrEP (Pre-exposure prophylaxis) is known to be an effective strategy for reducing HIV infection. Much studies have been done over the years and its program has been widely implemented internationally.

In Japan, however, PrEP is not as readily accessible and information about the program is scarce, especially in languages other than Japanese.

In this online video session, we invite two top medical researchers in the field of sexual health to give a talk and educate us about PrEP in English. We will cover the basics, as well as information about how to take them, where to get them, side effects and costs, benefits and detriments, and more.

Please be sure not to miss this rare opportunity.

Speakers:
Toshibumi Taniguchi, M.D., Ph.D.
Associate Professor
Department of Infectious Diseases
Chiba University Hospital

Daisuke Shiojiri M.D.
Director of Personal Health Clinic
Fellow at AIDS Clinical Centre, National Centre for Global Health and Medicine

Persons of any gender and sexual orientation welcome.
All talks and Q&A will be held in English.

※当イベントは質疑応答も含め、すべて英語で行います。

Date: Sunday 30 August, 2020
Time: 2pm – 4pm
Admission: Free (donations welcome)

It will be a live video session on YouTube
(YouTube link will be sent to you after your booking has been confirmed).

Bookings Essential
https://forms.gle/oa1vfJvSK3CmZ3J87

Organised by Colourful Heart
Enquiry: lgbtcolourfulheart@gmail.com

PrEPオンライン学習会2020 for ゲイ・バイセクシュアル男性

PrEPオンライン学習会2020 for ゲイ・バイセクシュアル男性

【日時】
2020年9月5日土曜日 19時~21時
YouTubeでのライブ配信(申込者にURLをお知らせします)

【講師】
上村悠(国立国際医療研究センター病院 エイズ治療・研究開発センター Sexual Health外来)
髙野操(国立国際医療研究センター病院 エイズ治療・研究開発センター 臨床研究コーディネーター)
山口正純(武南病院)

【参加費】
無料(活動資金のための寄付歓迎)

【申し込み】
https://forms.gle/9h2Xqfita4K4gD9J6

【参加対象者】
ゲイ・バイセクシュアル男性
*要事前申込
*手話通訳あり

 

2020年現在、すでに多くの国で無料あるいは安価に提供されているHIV予防方法のPrEP。日本国内の医療機関でPrEPを行う場合は自由診療に限られ、高額です。安価な方法としてジェネリック医薬品の個人輸入がありますが、どのウェブサイトから購入すれば安全な薬が手に入るのか、PrEPは実際にどう行えば効果があるのか、どのような検査を受ければよいのかといった情報は、ごく限られていました。

私たちカラフル@はーとは、2019年8月にPrEPの詳細な情報を日本語で入手できるウェブサイトPrEP@TOKYOをオープンし、多くの方にご利用いただいています。サイトでは、PrEPのやり方、副作用、必須の検査といった基本的な知識が得られるだけでなく、品質の保証された(偽物でない)ジェネリック医薬品が購入できるウェブサイトの紹介まで行っています。

このオンライン学習会では、3名の先生方をお招きし、PrEPについて解説していただく予定です。定期検査のための病院やクリニックの紹介、ジェネリック医薬品の入手方法についての情報提供を行います。

PrEPのことを知りたい方や開始を検討している方、またすでに服用中の方はぜひこの機会にご参加ください。

プログラム

      • HIVの基礎とPrEPの解説
      • SH外来とパーソナルヘルスクリニックの紹介
      • 海外のクリックなど先進的な取り組みの紹介
      • ジェネリック医薬品の購入
      • Q&A

主催:カラフル@はーと

【新型コロナウイルス感染症関連情報】PrEPはCOVID19を予防するか?

PrEPは新型コロナウイルス感染症を予防するか?

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を治療、または予防するためにさまざまな薬がテストされていると、最近のニュース報道があります。HIVの治療に使用される薬を含む多くの異なる薬がテストされています。現段階では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対して確実に作用すると、私たちが確信を得るに十分な臨床研究試験を経た薬は存在していません。実際に、治験中の薬のいくつかは、(治療や予防の)効果よりも害をもたらす可能性があります。

これらのニュース報道のいくつかは、将来、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を治療、または予防する可能性のある薬について期待を与えています。そしてある人たちは、治験のデータを正しく理解しておらず、または誤って解釈しています。治験中の薬が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を抑制する可能性があることを示唆するニュース記事を読んだり、思い違いをしている政治家の意見を聞いたために、ほかの健康状態(病気の治療や予防)に使用される薬を服用し、危険な状態に陥ったり、死亡したりする場合があります。

Does-PrEP-prevent-covid?

2020年4月初旬に、テノホビルとエムトリシタビン(TDF / FTC)の使用を提案する新しい臨床試験が発表されました。 これは、HIVのPrEPに通常使用される薬と同じものです(ツルバダで使用されている製剤です)。 この臨床試験は医療従事者を対象にスペインで実施されており、テノホビルとエムトリシタビン(TDF / FTC)が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を予防するか、または感染した場合に病気の重症度を軽減するかどうかを研究します。 この臨床試験に関する情報はこちらから入手可能です。

臨床試験の実施は、PrEPで使用されている薬が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防に有効であることを意味しません。臨床試験は、その可能性があるとして研究されていることを意味し、現段階では、テノホビルとエムトリシタビン(TDF / FTC)が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に予防効果があることを示唆する十分な証拠は存在していません(それを確かめるために臨床試験が行われています)。

私たちは、この臨床試験について耳にしたPrEPユーザーの一部の人たちが、PrEPの服用継続を決心したり、服用再開を検討していることを知っています。
*PrEPの再開についての詳しい情報はこちらです

これまでにPrEPを服用したことのない人で、この臨床試験についてのニュースを読み、テノホビルとエムトリシタビン(TDF / FTC)の服用を検討する人もいるでしょう。そういう場合には、たとえHIVの感染予防目的ではなく、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を予防するつもりで服用するとしても、PrEPの服用開始についてのガイダンスを順守することがとても重要です。

HIV陽性者の全員が治療薬にテノホビルとエムトリシタビン(TDF / FTC)を使用しているわけではなく、この臨床試験について知ったあと、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防目的でテノホビルとエムトリシタビン(TDF / FTC)の服用を開始したいと思うかもしれません。HIVの専門医などの医療従事者と相談して(薬の切り替え・変更が)行われない限り、私たちはこの決定を強く・強くおすすめしません。HIVの治療に使用される薬の切り替え・変更は、HIVの治療と健康にかなり大きな影響を与える可能性があります。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防目的でテノホビルとエムトリシタビン(TDF / FTC)の服用を開始すること、または服用を継続することを決めるならば、現在推奨されている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する予防行動(ほかの人と物理的距離を置き接触を避けること、手を洗うこと、カジュアルな性的接触を避けること)をすべて継続することを強く・強くおすすめします。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を予防するためにテノホビルとエムトリシタビン(TDF / FTC)の服用を開始すること、または再開することを決めた場合、通常推奨される服用量(オンデマンドPrEPを開始するために2錠を服用しない場合、通常1日に1錠)以上に、服用しないことを強くおすすめします。継続的に服用量を追加すると、さらなる副作用をもたらす可能性があります。

繰り返しますが、テノホビルとエムトリシタビン(TDF / FTC)が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を予防するという臨床的証拠は現在存在しません。

上記の臨床試験で使用されている薬は、テノホビルとアラフェナミドフマル酸塩エムトリシタビン(TAF/FTC 製品名:デシコビ)ではありません。

この記事は、PrEPster による COVID-19 tips & tricks Does PrEP prevent COVID? の日本語訳版です。

【新型コロナウイルス感染症関連情報】PrEPの個人輸入について

【2020年6月8日追記】

主要なオンラインショップの受注と、日本向けへの製品出荷が再開されています。

PrEPのジェネリック医薬品を個人輸入している方へ

ツルバダ(TDF/FTC)やデシコビ(TAF/FTC)のジェネリック医薬品をオンラインショップ経由で個人輸入している方々から、PrEPを入手できないという声が届くようになりました。さまざまなオンラインショップの出荷倉庫があるインド、タイ、シンガポール、香港などの各国で、国際郵便や国際貨物の受付を停止しています。そのため、注文の受付を停止しているオンラインショップが多数あり、現在(2020年3月中旬頃から)、PrEPの入手が困難になっています。

また、各オンラインショップが、商品を出荷・発送したあとも、国際線の飛行機が減便・欠航しているために、通常よりも到着までにかなり時間がかかっているようです。

Generic_PrEP

新型コロナウイルス感染症のパンデミックが収束するまで、国際郵便や貨物の受付停止や、国際線の減便・欠航がしばらく続きそうです。各自、手元に残っている薬剤の数量に注意して、当面の間PrEPが入手困難であることを念頭においてください。

新型コロナウイルス感染症予防のために、性的接触を控え、PrEPの服用を中断する方は、以下の記事をあわせてご一読ください。

【新型コロナウイルス感染症関連情報】PrEPの服用中断と再開

【新型コロナウイルス感染症関連情報】PrEPの服用中断と再開

PrEPの中断と再開

現在、英国やほかの国のガイダンスでは、他人との接触を可能な限り避けるよう私たちに要請しています。これはカジュアルな性的接触を推奨しないことを意味します。

PrEPを服用している人たちの一部は、性交渉をする予定のない当面の間、服用の中断を決めています。もしあなたが、しばらくの間、PrEPの中断を検討している場合、以下の助言を参考にしてください。また、再び服用をする場合の手順も記しておきます。

PrEPを中断する方法

男性の場合(トランス男性をのぞく)、最後の性交渉のあと2日間PrEPを服用してください。そのあと、服用を安全に中断することが可能です。
例:土曜日に最後の性交渉をした場合、日曜日と月曜日に服用します。

トランスジェンダーと女性の場合、性交渉(膣性交及び「前の穴」による性交渉)した後、7日間PrEPの服用を続けてください。そのあと、服用を安全に中断することが可能です。

PrEPの再開

PrEPの服用中断後、性交渉をしていない場合、普段通りに服用を再開して問題ありません。

男性(トランス男性をのぞく)で、すぐに性交渉をしたい場合、性交渉の2-24時間前にPrEPを2錠服用してください。そのあとは、デイリーPrEP、オンデマンドPrEP、いずれかの服用方法を継続してください。性交渉後の服用はとても重要です!

トランスジェンダーと女性の場合、性交渉(膣性交及び「前の穴」による性交渉)をする前に、7日間PrEPの服用をしてください。そのあとは、デイリーPrEPで服用を継続してください。性交渉後の服用はとても重要です!

もしPrEPの服用を中断したあとに、HIVに暴露する可能性のある性交渉をした場合、PrEPを再開する前に、HIV検査(第4世代抗原・抗体検査)を受検することを強くおすすめします。

デイリーPrEPからオンデマンドPrEPへ服用方法を変更する

デイリーPrEPを中断したあと、性交渉をする機会が生じた場合、オンデマンドPrEPは服用方法の選択肢になります。

オンデマンドPrEPは男性とセックスをする男性(MSM)に対して研究されており、該当しない人たち(トランスジェンダーや女性)には推奨されていません。オンデマンドPrEPは膣性交及び「前の穴」による性交渉には推奨されていません。

PrEP211-1

オンデマンドPrEPは、ツルバダとそのジェネリック医薬品(TDF/FTC)で研究されており、デシコビとそのジェネリック医薬品(TAF/FTC)では研究されていません。現在、デシコビを服用している場合、デイリーPrEPが唯一の推奨される服用方法です。

オンデマンドPrEPについて詳しく知りたい方は、こちらをご参照ください。

この記事は、PrEPster による COVID-19 tips & tricks Stopping and starting PrEP の日本語訳版です。

PrEP 101 FAQs for considering PrEP use

Cancellation Announcement of “PrEP 101 FAQs for considering PrEP use” due to Novel Coronavirus Outbreak

In order to prevent spreading of the Novel Coronavirus-infected Pneumonia, we have decided to cancel the workshop scheduled on May 3rd, 2020. We will be considering to reschedule the event while monitoring the situation. The latest information of our event will be announced on our website.

Until we see you again, please keep safe and healthy. Thank you!!

Colourful Heart


Prevention Matters.
Be PrEP-ared.
Information Session in English

Workshop PrEP 101 FAQs for considering PrEP use

PrEP (Pre-exposure prophylaxis) is known to be an effective strategy for reducing HIV infection. Much studies have been done over the years and its program has been widely implemented internationally.

In Japan, however, PrEP is not as readily accessible and information about the program is scarce, especially in languages other than Japanese.

In this session, we invite two top medical researchers in the field of sexual health to come and educate us about PrEP in English. We will cover the basics, as well as information about how to take them, where to get them, side effects and costs, benefits and detriments, and more.

Please be sure not to miss this rare opportunity.

Speakers:
Toshibumi Taniguchi, M.D., Ph.D.
Associate Professor
Department of Infectious Diseases
Chiba University Hospital

Daisuke Shiojiri M.D.
Director of Personal Health Clinic
Fellow at AIDS Clinical Centre, National Centre for Global Health and Medicine

Persons of any gender and sexual orientation welcome.
All talks and Q&A will be held in English.

※当イベントは質疑応答も含め、すべて英語で行います。

Date: Sunday 3rd May, 2020
Door Opens : 1:30 PM
Duration : 2:00 PM 〜 4:00 PM

Admission fee 300 yen

Venue: Nakano Zero
Lecture Room #4
2-9-7 Nakano,
Nakano, Tokyo

Bookings Essential
https://forms.gle/oa1vfJvSK3CmZ3J87

Organised by Colourful Heart
lgbtcolourfulheart@gmail.com

PrEP学習会2020 for ゲイ・バイセクシュアル男性

【2020年4月5日追記】
新型コロナウイルス感染症の影響により、
4月29日に開催予定の「PrEP学習会2020 for GB男性」を延期いたします(2020年夏頃を予定)。
新たな開催日が確定しましたら、ホームページとSNSでご案内いたします。
何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。

【日時】
2020年4月29日祝・水曜日 14時~16時 開場13時30分
【場所】
なかのZERO 学習室1 (〒164-0001 中野区中野2丁目9番7号)
【講師】
上村悠(国立国際医療研究センター病院 エイズ治療・研究開発センター Sexual Health外来)
髙野操(国立国際医療研究センター病院 臨床研究試料管理室 臨床研究コーディネーター)
【資料代】
300円
【参加対象者】
ゲイとバイセクシュアル男性
要事前申込(定員50名程度)
https://forms.gle/9h2Xqfita4K4gD9J6
*手話通訳あり

PrEP_workshop_April_2020_for_gay_and_bisexual_men

2020年現在、すでに多くの国で無料あるいは安価に提供されているHIV予防「PrEP」。国内の医療機関でPrEPを行う場合は自由診療に限られ、非常に高額です。安価な方法としてジェネリック医薬品の個人輸入がありますが、これまでどのウェブサイトから購入すれば安全な薬が手に入るのか、PrEPは実際にどう行えば効果があるのか、どのような検査を受ければよいのかといった情報は、ごく限られていました。

私たちカラフル@はーとは、2019年8月にPrEPの詳細な情報を日本語で入手できるウェブサイトPrEP@TOKYOをオープンし、多くの方にご利用いただいています。サイトでは、PrEPのやり方、副作用、検査といった基本的な知識が得られるだけでなく、品質の保証された(偽物でない)ジェネリック医薬品が購入できるウェブサイトの紹介まで行っています。

本イベントでは、HIVの治療・予防・研究活動の第一人者である上村悠先生をお招きし、性感染症とPrEPについて解説していただく予定です。また、簡単なグループワークや質疑応答でPrEPの知識を深めたいと考えています。カラフル@はーとが開設したPrEP@TOKYOについても情報提供を行います。

PrEPのことを知りたい方や開始を検討している方、またすでに服用中の方はぜひこの機会にご参加ください。

プログラム
前半
上村悠先生による、PrEPの解説
カラフル@はーとによるPrEP@TOKYOの情報提供
後半
グラウンドルールの読み合わせ
参加者同士でのグループワーク
Q&A

主催:カラフル@はーと
PrEP@TOKYO https://hiv-prep.tokyo
お問い合わせ lgbtcolourfulheart@gmail.com

PrEP薬としてのDescovyとジェネリック医薬品について

TwitterFacebookではすでにお知らせしましたが、20019年10月3日(現地時間)、FDA(アメリカ食品医薬品局)は、Descovy(日本製品名:デシコビ)をPrEP薬として承認しました。MSM(男性とセックスをする男性)とトランス女性(男性とセックスをする)に対してのみの適応で、シスジェンダー女性とトランス男性は、今回の適用対象者に含まれていません。また現時点での服用方法として、デイリーPrEPのみが推奨されています。詳しくは、米ギリアド・サイエンシズ社のプレスリリースをご参照ください。

U.S. Food and Drug Administration Approves Descovy® for HIV Pre-Exposure Prophylaxis (PrEP)

現在、日本国内ですでにPrEPを開始している人たちは、進行中の治験に参加していて、正規品のTruvada(日本製品名:ツルバダ)を服用しているか、海外からジェネリック医薬品を個人輸入して服用しているかと思います。

今回、PrEP薬として新たに承認されたDescovy(日本製品名:デシコビ)にも、ジェネリック医薬品がすでに存在していますので、紹介いたします。どちらも大手の製薬会社によって製造されています。

      • Taficita (Mylan)
      • Tafero EM (Hetero)

Taficita

TaferoEM

 

 

 

 

 

 

 

Green Cross Pharmacy など、上記のジェネリック医薬品を取り扱っているショップで価格帯を調べてみましたが、Truvada(日本製品名:ツルバダ)のジェネリック医薬品と大きな差額はありませんでした。

Truvada(日本製品名:ツルバダ)を服用していて、腎機能や骨密度についてセクシュアルヘルスの専門医から指摘を受けている方は、Descovy(日本製品名:デシコビ)への切り替えを検討してもいいかもしれません。定期検査の際に、セクシュアルヘルスの専門医に相談してみましょう。