WHO(世界保健機構)オンデマンドPrEPを承認

WHO(世界保健機構)は7月下旬にメキシコシティで開催された第10回国際エイズ学会 IAS 2019 で、オンデマンドPrEP(別名:EBDまたは2-1-1)をMSM向け服用方法の選択肢のひとつとして、承認しました。

TECHNICAL BRIEF WHAT’S THE 2+1+1? JULY 2019

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これまでWHOはデイリーPrEPを唯一の服用方法と推奨してきましたが、これによりオンデマンドPrEP(別名:EBDまたは2-1-1)を検討する人たちが増えると考えられます。

最初に述べましたが、この方法はMSM(男性とセックスをする男性)だけに推奨されており、女性(シスジェンダー・トランスジェンダー)とトランス男性には適していません。この服用方法は、性交渉の頻度が低く、前もって性交渉が行われることを少なくとも2時間までに予測できる人に適しています。性交渉の頻度が高い人は、デイリーPrEPを服用方法として選択するのが望ましいでしょう。

PrEPに関する新しい情報ページをCDCが公開

CDC(アメリカ疾病管理予防センター)が「HIV感染のリスクを減らすための予防方策の有効性」と題したページを7月20日(現地時間7月19日)に公開しました。これまで言及していなかったいくつかの点について、さまざまな研究結果(科学的エビデンス)や報告を引用して説明しています。

Effectiveness of Prevention Strategies to Reduce the Risk of Acquiring or Transmitting HIV

以下、簡単に要約します。

      • PrEPの有効性が99パーセントと明言(MSMとシスジェンダーの異性愛者ー男女間)
      • MSMにおいて、PrEPを毎日、もしくは少なくとも週に4回服用することは、~99パーセント有効性があると認める
      • オンデマンドPrEPが科学的に有効で予防効果があると認める
      • コンドームの有効性(HIVの予防効果について)→アナルセックスのウケ側の場合、72パーセントから91パーセント
      • HIV陰性で服薬遵守していたPrEPのユーザーで、のちに陽性になったケースが、世界で3ケースと認める
      • TasP (or U=U)の有効性が100パーセントと明言