PrEP薬としてのDescovyとジェネリック医薬品について

TwitterFacebookではすでにお知らせしましたが、20019年10月3日(現地時間)、FDA(アメリカ食品医薬品局)は、Descovy(日本製品名:デシコビ)をPrEP薬として承認しました。MSM(男性とセックスをする男性)とトランス女性(男性とセックスをする)に対してのみの適応で、シスジェンダー女性とトランス男性は、今回の適用対象者に含まれていません。また現時点での服用方法として、デイリーPrEPのみが推奨されています。詳しくは、米ギリアド・サイエンシズ社のプレスリリースをご参照ください。

U.S. Food and Drug Administration Approves Descovy® for HIV Pre-Exposure Prophylaxis (PrEP)

現在、日本国内ですでにPrEPを開始している人たちは、進行中の治験に参加していて、正規品のTruvada(日本製品名:ツルバダ)を服用しているか、海外からジェネリック医薬品を個人輸入して服用しているかと思います。

今回、PrEP薬として新たに承認されたDescovy(日本製品名:デシコビ)にも、ジェネリック医薬品がすでに存在していますので、紹介いたします。どちらも大手の製薬会社によって製造されています。

      • Taficita (Mylan)
      • Tafero EM (Hetero)

Taficita

TaferoEM

 

 

 

 

 

 

 

Green Cross Pharmacy など、上記のジェネリック医薬品を取り扱っているショップで価格帯を調べてみましたが、Truvada(日本製品名:ツルバダ)のジェネリック医薬品と大きな差額はありませんでした。

Truvada(日本製品名:ツルバダ)を服用していて、腎機能や骨密度についてセクシュアルヘルスの専門医から指摘を受けている方は、Descovy(日本製品名:デシコビ)への切り替えを検討してもいいかもしれません。定期検査の際に、セクシュアルヘルスの専門医に相談してみましょう。